決して簡単な仕事ではありませんが、得られる技術や知識は、他社に負けません。
代表取締役下野 雅芳Masayoshi Shimono
― キューブスって一言でいうと、どのような会社なのでしょうか?
そうですねぇ…いろいろと表現の仕方はあるかとは思うのですが、やはり「技術型ベンチャー企業」というのがしっくりくるように思いますね。
― 技術型というのはどういったことでしょうか?
何かものを仕入れてそれを販売するとか、そういった活動ではなく、自分たちの持つ技術で新しいものやサービスを生み出しそれを市場に提供するというようなイメージですね。
― 具体的には、どのようなものを創っているのでしょうか?
いろいろと創ってきていますが、ピンときそうなところでいうと、地元球団の試合速報システムなどがわかりやすいでしょうか?大手ポータルサイトと連動して1球ごとの試合の様子を速報として配信したり、各回の裏表の概況もメールで配信したりと、とてもクリティカルなシステムですね。 その他にも、ネットストレージや人口知能搭載のコンテンツ配信システムなども製品として開発しています。
― いろいろとあるようですね。でも、すみません。私それらの製品を目にしたことがないのですが…
そうでしょうね。キューブスが提供している製品は、消費者向けというよりも企業向けのものがほとんどなんです。なので、キューブスの名前が表に出ることは、残念ながらないんです。ちょっと寂しいですかね。
― キューブスの凄いところはどんなところでしょうか?
私が言うのもなんですが、やはりスタッフ個人の技術レベルの高さには定評があるように感じますね。お客様からもよくお褒めの言葉を頂戴します。
― どのような方がいらっしゃるのですか?
ロボカップはご存知ですか?そのロボカップの競技としてアイボに自立型のサッカー対戦をさせるというものがあったのですが、世界4位になったチームのメンバーが2人もキューブスに在籍しています。結構すごいでしょ?
― 確かに、それはすごいですね。でも、そういう方ってちょっと近寄りがたくないですか?
いえいえ、そんなことはないですよ。あ、でもちょっと変わっているという部分は確かにあるかもしれません。
― たとえば?
えー、いつだったか、連休明けに会社に出ると、そのスタッフの机の上に書籍が山積みになってたんですね。その量が尋常じゃなかったんで、どうしたのか尋ねると、「いや、休みの間にOS作ってみようかと思って…」って…。ちょっと変わったナイスガイでしょ?
― 先ほどオフィスにお邪魔させていただいたのですが、女性の社員さんが多いように感じたのですが?
あ、多いと思いますよ。一般的なシステム開発系のIT企業に比べるとかなり多いと思います。キューブスには、教育事業部があるからだと思います。教育事業部では大手企業様の新入社員研修の講師などを務めたりするのですが、女性の方が生徒さんへのあたりが柔らかいもので、この事業部では女性が多く活躍しています。 なので、自然と女性が多くなっているんだと思います。
― 理系卒・文系卒はどちらが多いですか?
多いのは、理系ですね。文系卒を意図的にお断りしているかというと、そういったことは一切ありません。 実際、弊社には文系卒のバリバリのSEもいますしね。キューブスは自社で教育事業部を持っているくらいですから新入社員研修もしっかりと行います。 もし、プログラミングに自信がないという内定者がいれば、入社前の個別研修なんかも行っています。
― 今後、どのような事業展開を考えていますか?
今のキューブスの強みというか、案件の多い分野はWebのEC系なんです。簡単に言うとネットショップとか、カートシステムとかですね。 ただ、キューブスには、この他にも、いわゆるWebマーケティングに関わる製品が多くあるんです。なので、ここ数年はこれらの製品をマッシュアップさせ、より付加価値のあるものにして、わかりやすい形で市場に提供できればと考えています。